今日も何処かで凡才が「僕は今日も」を歌う

自分の半生を曝け出す芸術を見て恐ろしくなる。その作品に対する批判は、丸ごと自分に対する批判になりうるだろう。ならなくても、ニアリーイコールと受け取ってしまうのが、自然なメンタリティだろう。それが恐ろしくないのかと思う。例えば古市憲寿の「さ…

10個の雑感

1 ラジオ機器、ラジカセがこのまま完全に無くなったら、何を「ラジオ」と呼べばいいのだろう。radikoで聞く番組もラジオなのか?いや、たしかにラジオであることは確かのはずなんだけど、本当にラジオなのか? 辞書的な定義は今は載せない。 2 朝日ではない…

あ、雪

ノルウェイの森を最初に読んだのは、確か大学受験を終えた頃の三月だった。暇だったので、屋根裏の物置にある親の本棚を漁っていたら、文庫本のノルウェイの森の上巻があった。特に読まない理由がなかったので、なんとなく読んでみた。初めて読む村上春樹の…

すごい曲

楽器をやってる人で、音楽の理論を多少かじった人は、もう2度と理論を知る前の自分と同じように音楽を聴けないと思う感覚に共感してくれると思います。理論のフィルターを通してしか音楽を聴けないというのは、純粋に感動したくても、なにか邪な先入観や推測…

歌詞について。

懐かしい痛みだわ ずっと前に忘れていた でもあなたを見た時 時間だけ後戻りしたの 「幸福?」と聞かないで 嘘つくのは上手じゃない 友だちならいるけど あんなには燃えあがれなくて 失った夢だけが 美しく見えるのは何故かしら 過ぎ去った優しさも今は 甘い…

生き方を知らない

ディベートを始めたことはかなりregrettable for me。 当然のように周りの人間はハイスペック人間ばかりで、真面目で努力家で成績優秀者ばかりだ。下手に客観視することを覚えてしまったので、きっと生涯彼らと自分を比較することをやめられないだろう。彼ら…